もと金融営業マンの転職活動日記

会社都合で理不尽な退職に遭い、現在4回目の転職活動をしている30歳越えのもと金融営業マンです。這い上がるまでの過程や気づきを日記にします。

内定前や最終面接と同時の健康診断

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最終面接を控えている会社から、面接前に健康診断を受けるように言われました。

ここでは、内定前の健康診断についてどのように捉えればよいかを考えたいと思います。

 

内定前に健康診断が行われる場合、ほぼ内定確定と考えてよいのか?

合格フラグと捉えられがちですが、その会社次第ですし楽観は禁物です。

実際落ちている人もいます。あくまで最終面接が勝負です。

 

内定前の健康診断は一般的なのか?

私は今まで過去3社経験し、どの会社も健康診断は内定後だったので多少動揺しましたが、いろいろと検索してみると内定前の健康診断はふつうに行われているようでした。

 

転職Q&A「内定前に健康診断を受けることって一般的ですか?」|【エンジャパン】のエン転職

 (エン・ジャパンのサイトより)

 

採用時の健康診断の本来の目的は?

労務系の法律の労働安全衛生法によると、入社時の健康診断は義務として定められているそうですが(則43条)、目的は従業員の健康管理や健康状態を考慮した配属先を決めるためで、決して採用可否のために用いられるものではないそうです。

 

なので当然、内定前に健康診断をしている会社は、表向きは健康診断で採用可否を判断しているとは言わないと思います。実際、健康診断で採用可否を判断はしているという論調はあまり見当たりませんでした。

 

※例外(身長や色覚、視力などの水準や持病などの有無で制限を設けている職業)

警察官、消防官自衛官、その他公務員、宇宙飛行士、各種運転手、客室乗務員、SP

など多数。

 

実際のところはどうなってるの?

しかし、最終面接も健康診断と同時に行われるため、健康診断で採用の可否を判断していたとしても採用側の胸三寸でばれません。健康上の問題が実際の不採用の理由でも、求職者には「最終面接の総合的判断で不合格」とすればいいだけですので。

会社にとっても多大なコストのかかる採用ですから、実際のところは健康診断を採用の判断にしててもなんら不思議ではありません。

 

内定前の健康診断は企業側としては、採用上は少ない費用(1万円前後)で、入社後の社員の健康リスクを避けられるため非常に有効な選択肢であるといえますし、合理的で賢い判断だと思いますが、求職者側からすれば精神衛生上はあまりよくないですよね。

 

もちろん健康上の理由で職務が執行できないことはお互い良くないですし、それが予見できるなら入社前に会社に言うべきだとは思います。しかし、仕事に支障があるかどうかが微妙なラインだったり、明らかに支障がないとしても、それを判断するのは採用する人です。採用する人次第で、本来考慮されるべきでない診断結果でも不採用の一因になってしまう可能性はなきにしもあらずです。

個人的に思うこと

健康上を理由に採用可否を判断することは差別につながることもあると思いますし、実際働いてみたらなんら問題がないことも多々あると思います。なので、採用するかどうかは面接などの選考で判断するべきであって、健康診断は内定後に行うよう徹底するべきだと思います。

 

万一入社後に問題があるとなっても、配置転換や会社のフォローでその人の能力が生かせる環境づくりをすればいいだけです。それが今の多様性を重んじる世の中の流れだと思いますし、良い会社づくりにもつながると思います。もちろん職務を遂行するために一定水準以上の健康が求められる特殊な職種は例外です。

 

ただ、会社側にばかりリスクを負わせるのもどうかと思うので、求職者には履歴書などに健康上の問題の有無についての記載を必須にすればよいしょう。そうすれば、入社後に健康上の重大な問題が発覚しても、虚偽告知とする雇用契約違反で退社してもらうことができると思います。まあそこまで徹底する会社は窮屈そうで入りたくないですけどね。

 

私は健康上に若干問題があり、その点を仕事上に支障があるかどうか偏見的に判断されたらかなりのマイナスになるので、そうならないことを祈るのみです。

 

まあ、最終面接で普通に不採用になることもあるので、健康診断でマイナスだと判断されそうだとしたら逆にそれらを払拭するアピールができるよう頑張ればいいだけですけどね!!

 

健康診断で不安があるなら、なおさら最終面接に全力で臨みましょう!それでだめならそもそもその会社とは合わなかったと諦めがつくと思います。

 

同じように悩んでいる方はぜひ参考にしてください。